皆さま、こんにちは!
突然ですが、嫌な気分にはなりたくないですよね。
「くそ、あいつ殴ってやる」
「いなくなればいいのに…」
「うざいなあ…」
あげればきりがありません。
そんなこと思っちゃいますよね。僕もそうです、わかります。
そんな気持ちを失くすには、どうすればいいのか?
その気持ちを失くす方法は…ありません。
ちょっと待って下さい、話を最後まで聞いて下さいね。
完全に失くす方法は、ありません。
嫌な出来事を思い出すのは人間に与えられた本能です。
古代人は、「あ、あそこに人食いトラがいるぞ」とか「むこうにはクマがでるぞ」とか言う情報を知ったなら、「よし、あそこには近づかないでおこう」とか「むこうには行ってはいけない」なんてことを思いながら、危機を回避していました。
そういう情報は嫌なことですよね。嫌なことを聞いて、回避行動をとれる種族が子孫を残すことができたのです。
「あそこにトラがいるのか、私は阪神ファンだから会いに行こう」とか「むこうにクマモンがいるの!会いに行こう」なんて思って、ノーテンキな行動をしたら、子孫を残せません。
つまり、嫌なことを考えることは生き残るための本能なのです。
完全に失くすことはできないです。
浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返します。
しかし…
嫌な気持ちを素早く終わらせる方法ならあります。
それは…
嫌な気持ちを全部はきだすことです。
そんなことを言うと、「吐き出したら周りに迷惑じゃない」とか「前向きな言葉を使わないと駄目だよ」とか聞こえてきそうですね。
そうです。誰彼となく嫌な気持ちを吐き出せばいいというものではありません。
この感情は取り扱い注意です。
良い人ほど、小さい頃から「前向きな言葉をつかわないといけない」「どんなことにも感謝だ」とか言われて育てられた方もいると思います。
それはとても立派な心掛けですが、悪い感情を無理矢理良い感情で蓋をして、出てこれないようにしてしまたら、この未完了の嫌な感情が、あなた自身の中に溜まってしまいます。
そして何か別の件で出てきてしまうことがあります。
ほんの些細な事がきっかけで、怒りが爆発してしまうなんてことになったりします。
それはなるべく避けたいですよね。
そのためには未完了の嫌な感情は完了させなければいけません。
やり方を説明します。
まずは、周りに誰もいない場所、できれば大声を出せる場所に行きます。例えばカラオケボックスや運転中の自家用車の中でもいいでしょう。
大声を出せる場所なんてないよという人、たくさんいると思います。むしろ現代社会で大声を出せる場所を見つける方が難しいですよね。
そういう場合は「エアー」でいきましょう。口をパクパクさせて思いっきり息だけだして下さい。それでいいです。
そこで、未完了の嫌な感情を思いっきり叫んでみます。
「アホー」「ボケ」「カス」「このハゲー」でもなんでもいいです。
「なんで私が学級委員じゃないだー」「なんでお前が私よりもてるんだー」とか文章でもいいです。
その時に必ず「と私は思っている」とドラマのナレーション風に言ってみて下さい。
少し落ち着いてきたら、叫んだ後に、「なんでお前が私よりもてるんだー」って思っちゃうよね。と同意してあげて下さい。
湧き上がってくる感情は理性により同意すると収まります。完了するのです。
そして気持ちが収まった後に、「ごめんなさい、許して下さい」と自分の心に言ってください。
なぜ?ごめんなさい?なのかというと、今まで自分の気持ちを無視してきました。
その自分の気持ちに謝り、許してもらうのです。
そして、自分の気持ちに感謝と愛を伝えて下さい。
「ありがとう、愛しています」
すると嫌な感情が愛と感謝に変わっていきます。
ごめんなさい
許して下さい
ありがとう
愛しています
以上4つの言葉はハワイにつたわる「ホ オポノポノ」という言葉です。
唱えるほど幸せが近づいてきますよ。
まとめ
嫌な感情を終了させるには、感情を完了させることです。
感情的な言葉の最後に「と思っている」という言葉をつけて自分を客観視してみて下さい。
感情が治まったら、ごめんなさい、許して下さい、ありがとう、愛していますと唱えましょう。
嫌な感情が感謝と愛に変わります。
でもそうは言っても難しいですよねと思ったあなたは、是非私たちにご相談下さい。