皆さま、こんにちは!
心理カウンセラーの長江寿一(ながえ ひさかず)です。
ご質問をいただきました。ありがとうございます。
Q 職場でイライラしている上司が気になり、一緒にいるだけでとても疲れます。
どう対処したらいいでしょうか?
職場でイライラしている上司がいると繊細な神経をもっているHSPの方は気になっちゃいますよね。
僕もそうでした、そういう人のイライラした雰囲気にうんざりですよね。
こういう人の対処方法は…。
A 無視です。
「なにそれ?」
「それができれば苦労しないよ」
そんな声が聞こえてきそうですね、ご説明しますのでお話を最後まで聞いて下さいね。
四六時中、未来永劫、完全無視ではありませんよ。
その上司が「あ、怒ったな」「イライラしてるな」と思ったら無視するんです。
やり方としてはあなたの周りに透明な壁をつくるつもりで、「バリアー!」ってやって下さい。
もちろん心の中で叫んで下さいね。
アリ一匹通さない強固な「バリアー!」を作りましょう。
これであなたは完全に守られています。
上司の嫌な気は微塵も入ることはできません。
その中で「私は仕事に集中してます」モードに入ってひたすら仕事に集中して下さい(フリでもいいですよ)。
「私は安心、安全な世界でいきるんだ」なんてことを思いながらお仕事がんばって!
でも、こんな状況もありますよね。
休憩時間…どうしましょう?
その時は寝たふりです。(僕のかつての必殺技?でした)
ついでにその時して欲しいことがあります。
それは深呼吸です。
小難しいことは全くありませんよ。
ただ大きく吸って、止めて、大きく吐く。
それだけでいいんですよ。
あなたは「バリアー!」の中にいます。
安全な世界でひたすら何も考えずに呼吸に集中すれば、とても幸せな気分になれちゃいますよ。
ご存じでしょうか?
怒りっぽい上司の機嫌はそう簡単に治りませんよね。
そういう人にご機嫌をとりにいっても返り討ちにあうだけです。
「うるさい!!!」とか怒鳴られて撃沈しちゃいますよ。
周りの人より繊細な心を持っているあなたの心が壊されてしまうかもしれません。
そうならないために無視を決め込むのが一番です。
そう「逃げるが勝ち」です。
「バリアー!」を忘れないで下さいね。
「でも、無視していたら余計相手をおこらせるだけじゃない?」
そんな声が聞こえてきそうですね。
そうです、最初にもいいましたが完全無視ではありません。
例外はあります。
1,笑顔で挨拶はする。
2、話しかけてきたら笑顔で対応。
3,ギャグを言ってきたら面白くなくても笑う。
つまり挨拶以外は相手が話かけてくるまでひたすら待つということです。
そして笑顔で対応。
周りの環境や自分の心に流されずにいわゆる「自分ルール」を決めることです。
こういう状況はこうしようと自動的に実行することで心を守ることができますよ。
例えば…
ある有名ハンバーガーチェーン店で働くYさんは、一緒に働くイライラ上司のIさんに日々頭を悩ませていました。
とにかくIさんの怒りの沸点が全くわかりません。
普段は優しい人なのですが、お客様の何気ない一言にも怒る始末。
お客様に怒りをぶつけるわけにはいかないので、怒りの矛先は当然のようにこちらに向かいます。
「ポテト、プリーズ」「ハンバーガー、プリーズ」というIさんの業務上の言葉にに怒りを感じちゃいます。
「いつ怒るのだろうか」とYさんは心配です。
でも同僚に相談しても、「気にしすぎだよ」とHSPさんがよく言われる言葉を発するだけで、取り合ってもらえません。
HSPあるあるですね。
そこでYさんは、「バリアー!」を作ってその中に入って過ごすことに決めました。
Iさんを無視するという「自分ルール」を作りました。
Yさんは普段からあまり口数の多くないので、表面的にはまったく変化はありませんが、こころの中は安全、安心の世界で快適に過ごせちゃってます。
Yさんは「バリアー!」で守られていますから、何があってもへっちゃらなんです。
そんな状況で周りを冷静に観察してみると、他の人はIさんの怒りをそれほど気にしていない。
IさんはYさんたち従業員に直接怒るわけではない。
以上の2点に気づき、こころが楽になりました。
今ではYさんはIさんからの怒りを感じても「バリアー!」の中で快適に過ごしています。
もちろん「例外」も実践しています。
Iさんのイライラを無視しつつ、つまらないオヤジギャグにもおつきあいで笑ってあげているそうです。
まとめ
職場でイライラしている上司がいたら無視をすること。
やり方は見えないバリアをはって上司の気を感じないようにする。
ただし例外はあります。
例外1 笑顔で挨拶
例外2 話しかけてきたら笑顔で対応。
例外3 ギャグを言ってきたら面白くなくても笑う。
以上です。
ぜひ試してみて下さいね。
それでも「一人でやれるか自信がないな…」
「もう少し詳しく知りたい」
という場合はお試しカウンセリングにお越しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。