自信のセルフイメージをつくちゃおう

皆さん、お元気ですか?
⾧江寿一です。

                  どうだすごいだろ!


今回は私の勇気がなくても現実がかわる感情とこころの扱いかたレッスンをあますことな
くお伝えしたいと思います。


1 回目は、
自信のセルフイメージを 作るです。
⾧江:ここで愉快な仲間を紹介します。
いのきちくんです。

                いのきちでーす!


猪吉:こんにちは!いのきちです。
よろしく。
⾧江:よろしくね。


猪吉:元気があればなんでもできる!ダー!
⾧江:え、急にどうしたの?
猪吉:いやあ、気合は大事だろ!
⾧江:それは、そうだよね。


猪吉:よろしくな。
おっさん!
⾧江:おっさんって?
猪吉:え、違うのか?
⾧江:違うとは言えないけど…
猪吉:おい、なんだ、びびってんのか、びびってんのか、このやろう
⾧江:別にびびってはいないけど…


猪吉:おっさんも言えよ、「元気があればなんでもできる!」
⾧江:いい言葉だけど、ちょっと私のキャラと違うんだよなぁ…
それに、ここはリングじゃないんだけど…
猪吉:なんか言ったか?
⾧江:え、なんでもない、


猪吉:おい、やんのか、やんのか、この野郎
⾧江:おいおい、助けてくれー
とにかく、
「気合いだああ!気合だあああ!気合だあああああ!」だね。
猪吉:…おっさん、キャラぶれてるぞ…。

       やんのか!やんのか!長州!このやろー!   


自信のセルフイメージの作り方
最初にまとめです。
小さい成功体験をおおげさに喜ぶ習慣を作ります。
日常の小さな成功体験を積み重ねることでセルフイメージを書き換えます。


さて、日常の小さな成功体験とは何でしょうか?
⾧江:それでは、始めていくね。
最初は潜在意識について話していくよ。


いのきちくんは潜在意識って知ってる?
猪吉:もしかして、猪木さんがメキシコ修行時代に教わった秘伝の必殺技か?
⾧江:いやいや、絶対違うと思うよ、つまり知らないってことね。
猪吉:そういうことだな。


⾧江:でも、大丈夫。ちゃんと説明していくね。
まずは人間の脳の話をさせてね。
⾧江:人間の脳は大きく、「潜在意識」と「顕在意識」に分けられるんだ。
潜在意識とは、無意識とか超意識とか言われていて、普段自分では意識していない
意識のこと。
対して、顕在意識とは普段私たちが生活の中で意識できる部分を指すよ。

           どうだ!


猪吉:おい、おっさん!
その…意識が二つあるってことか?
つまり、自分の中にもう一人いるようなもんか?
⾧江:
(え!!意外と鋭い!?)そうだね。
「自分の中に、違う自分がもう一人いる」と考えるとわかりやすいかもしれない
よ。


⾧江:それじゃ、ここで質問、
顕在意識と潜在意識の比率はどのくらいかわかる?
猪吉:猪木さんとアブドーラ・ザ・ブッチャーの体重比くらいか?
⾧江:たとえが独特すぎる…なに言ってるんだか全然わかんないよ

             ちょっと意味がわからない…

正解は…


顕在意識1%~7%
潜在意識99%~93%と言われているよ。(諸説あります)
20 世紀の天才物理学者アルバート・アインシュタインの脳の顕在意識の割合が7%
くらいだったと言われています。
天才物理学者が7%ですので、一般の人は3%くらいが平均でしょうか。
ちなみに、いのきちくんは1%くらいだね。
猪吉:1%、何?馬鹿にしてんのか!やんのか!やんのか!このやろう!
⾧江:まあまあ、馬鹿にしているわけではないよ。
最近では、両脳の比率は1対99どころか、1対7000とか言っている人もいる
よ。
とにかく、潜在意識と顕在意識の比率はものすっごーく開きがあるんだなぁくらい
に思っていてくれればいいよ。
⾧江:例えば、顕在意識1人が「こうするぞ!」と言っても、潜在意識の99人が「ああ
するぞ!」って言い出したら、どっちをしちゃうと思う?
猪吉: 「ああするぞ!」をしちゃうな。
⾧江:そうだよね。
猪吉:潜在意識にゃ敵わないぜ。
⾧江:そう、潜在意識の力は絶大なんだ。
そんな潜在意識を自分の思う通りにできたらどうかな。
猪吉:最高だな。
⾧江:だよね。
だから、ここからは、潜在意識を自分の思いどおりにかえる方法を伝えていくね。
じゃあ、まずは、潜在意識の特徴について話していこう。
最初の特徴は、「潜在意識は繰り返されることを重視する」ってことなんだ。
猪吉:例えば、どういうことだよ?
⾧江:歯を磨かなかったり、お風呂に入らないと気持ち悪く感じるよね。
これは子供の頃から続けてきた習慣が、潜在意識に刻み込まれているからなんだ。
それはみんな潜在意識の仕業だ。
猪吉:それは、オレがテスト前に勉強しなきゃと思っても、猪木さんの動画をみてしま
う、みたいなことかな。
⾧江:そうだね。
猪吉:ちくしょう、潜在意識め、あとで気合を注入してやる。
⾧江:どうやってやるの?
じゃあ、どうして、いのきちくんは勉強しなきゃと思っても、猪木さんの動画をみ
てしまうんだろう?
猪吉:それは簡単だ。猪木さんが神だからだ!!!
⾧江:それは違う意味では正解だけど…全然わかってないな~。
猪吉:猪木さんには敵わないぜ。
⾧江:いやいや、そういう話じゃなくてね。
要するに、いくら「勉強しよう」と思っても、潜在意識は普段の習慣を大事にするか
ら、結局いつもの行動を優先しちゃうんだよ。
猪吉:なるほどな…。つまり、オレの潜在意識は猪木さんの動画を見ることに夢中ってわ
けか。
おい、ちょっと待て!
潜在意識はもう一人のオレなんだろ。
なんで、オレのいうこときかないんだよ!
⾧江:よく気付いたね。いのきちくん。
なぜだと思う?
猪吉:さあ?潜在意識は、ラッシャー木村みたいなひねくれた奴なのかな?
⾧江:おいおい、今のラッシャーさんはそんな人じゃないぞ。
ここで、なぜ、潜在意識は顕在意識(これは普段自分で考えている意識のことね)
と違うことをするのか?話していくね。
潜在意識の一番の使命は「命を守ること」なんだよ。
文明がまだ発達していない時代を思い浮かべてみてよ。
いつもと違う遠くまで食料を探しに行くと、野生動物に襲われたり、食料を見つけ
られずに飢えたりするリスクが高まるよね。
でも、昨日と同じ近くで食料を見つけることができれば、危険を避けられ、安全に
生活できる可能性が高くなるよね。
このように、潜在意識は「変化=危険」と考えて、できるだけ昨日と同じ行動を続
けようとするんだ。
つまり、潜在意識は現状維持が好きなんだ。
猪吉:現状維持?なんでそんなに臆病なんだよ、潜在意識!
オレが気合を注入してやるぜ!
⾧江:もう、勝手にやってくれよ~
以上は、潜在意識の2つ目の特徴、「潜在意識は現状維持が好き」だよ。
潜在意識は「変化=危険」「現状維持=安全」と考える。
でも、困ったことが起こるよね。
新しいことを挑戦しようとすると、ブレーキがかかるんだ。
猪吉:どうすんだよ~何にもできねぇじゃないか
⾧江:とっておきの方法がある!
猪吉:なんだよ、早く言えよ!
⾧江:気合いだ!
猪吉:は?
⾧江:気合いだ、気合だ、気合だー!で乗り切るのだ!
猪吉:なんだよ!!
結局、アニマル浜口じゃねえか!
⾧江:冗談だよ。冗談。
でも、完全な冗談とも言えないかな。
猪吉:おい、どういう意味だよ。
⾧江:では、話していくね。
さっき、潜在意識は現状維持が好きって言ったね。
猪吉:うん
⾧江:「現状維持=安全」と考えて、ここにとどまろうとするんだ。
安心できるし、気持ちいいと感じられる感じ、これをコンフォートゾーンと言う
よ。
そのコンフォートゾーンにいると、快適だから、潜在意識はずっとここにいたいん
だ。
猪吉:確かに、そういう気持ちはわかるな。
⾧江:でも、入学式なんかで違う人間関係を築かなくちゃいけない状況になると不安にな
るよね?
⾧江:それは、いつもと違う環境は、変化とみなして、潜在意識が危険と感じているから
不安になるんだ。
でも、成⾧するためには、コンフォートゾーンから一歩踏み出さなくちゃいけな
い。
⾧江:思い切ってコンフォートゾーンから出て新しい環境になれると、そこがまた新しい
コンフォートゾーンになっていくんだ。

猪吉:それで、そのコンコンゾーン?から出るのに「気合い」が必要だということか。

⾧江:コンフォートゾーンな。

よし!じゃあ、いのきちくん、今日から1日2時間勉強するぞ!
気合いだ~!

猪吉:おいおい、ちょっと待てよ!

そんなの無理に決まってるだろ!

⾧江:そう!そのとおり!今の君には無理だ!

でも、それは君が悪いのではないよ。

君の潜在意識が急激な変化には対応できないんだ。

だから、変化が起きた場合は、モーレツに元に戻ろうとする。

猪吉:そうか、だから2時間勉強しろ!とか言われたら、無理無理無理無理ってなるん
だ。

オレのせいじゃなかったのか。

⾧江:でも、勉強はしなきゃいけないよね。

どうすればいい?

猪吉:わかった!運を猪木さんに完全にまかせる!

猪木さんはお空からオレを見守ってくれているんだ。

⾧江:そういう考え方は好きだけど、完全にお空の猪木さんに頼りきるのは良くないよ!

⾧江:ちょっとは自分でもなんかやらなきゃ。
毎日、家に帰った時に勉強をする。
ここまでは同じ。
猪吉:やっぱり猪木さんにお願いしよう…
⾧江:いきなりハードルを高くするからダメなんだよ。
最初は簡単なところから始めよう。
家に帰って、教科書を開くだけ、15分机に座るだけならできるでしょ。
猪吉:でも、勉強しなきゃ、頭良くなんないよ、意味ないだろ?
⾧江:勉強しなくていいとは言っていないよ。
最初は教科書を開くだけ、15分座るだけから始まって、慣れてくれば、問題を1
問解く、英単語を一つ覚えるとか、段階的に少しずつ増やしていくんだ。
猪吉:ふーん
⾧江:いきなり凄いことをやろうとすると、潜在意識が拒否反応を示すんだ。
徐々になれさせるんだよ。
猪吉:それなら、できそうな気がする。
⾧江:そうやって、徐々にコンフォートゾーンを広げていくんだ。
潜在意識は同じことを21日くらい続けると習慣になるよ。
そうなったらこっちのもの!
やらなければ気持ち悪いってなっちゃうよ。
⾧江:歯磨きなんかもそうだよね。習慣になっているからやらなければ気持ち悪いだろ?
毎日できる簡単なことを繰り返すことだよ。
猪吉:それならできそうな気がする。
⾧江:その考えを応用していこう。
こうやって潜在意識を書き換えると色々なことができるね。
潜在意識を書きかえるには、いきなり大きな目標を実行しようとするのではなく、
無理なくできることから始めてみよう。
いのきちくんが猪木さんみたいになりたいと思ったらどうしたらいい?
猪吉:いきなりプロレス道場に入門したら駄目ってことだよな。
⾧江:そうだね、最初は闘魂タオルを買うところから始めれば?
猪吉:それはもう持ってるよ。
よし、ランニングするぞ!町内100周だ!
⾧江:おいおい、いのきちくんにはハードルが高すぎるよ。続かないよね。
最初のうちは、トレーニングウエアに着替えて5分歩くところから始めようよ。
簡単な行動から始めると潜在意識が抵抗しにくいからね。
猪吉:なるほど、それを毎日続けて習慣にしていくのか。

⾧江:そう!

21日間続けてみてね。

簡単な行動が習慣になってきたら、少しずつ行動のレベルを上げていくんだ。

そうすると、いつのまにか潜在意識を自分の望む方向へと向かっていくよ。

⾧江:自分のやりたいことに向かって、新しい習慣を作っていくんだ。

猪吉:そうやって、オレは猪木さんに近づていくんだな。

⾧江:その通り!

⾧江:それじゃあ、潜在意識を自分の思い通りにかきかえる方法を使って、

自信のセルフイメージをつくっていこうか。

前に潜在意識の特徴を2つ話したよね。

では、3つ目、「潜在意識は感情を伴った出来事を記憶しやすい」

この特徴を生かして、自信の習慣をつけたい場合はどうしたらいい?

猪吉:ええと…成功の体験を繰り返し思い出すってことかなぁ~

⾧江:そのとおり!やるじゃん!

猪吉:でも、成功体験なんてあったかなあ…

⾧江:絶対あるよ。

だって、いのきちくん今生きてるでしょ。

猪吉:まあ、そうだけど…。

⾧江:ここまで生きてるってことは立派な成功体験だよ。

地球に生きる生物を見てみると、生まれてすぐに死ぬ生命がたくさんいるんだ。
それに比べるとここまで生きてきたのは、立派な成功体験だよ。

猪吉:でも、生きてるなんで、当たり前だろ。

⾧江:なんでそう思うの?

生きてることは当たり前じゃないよね。

ここに存在しているのは、何億人というご先祖さまの命のリレーがあったからなん
だ。

それは、素晴らしい奇跡だし、凄い偉業だと思はないかい?

猪吉:でも、それは全人類同じことだろ。

偉業なんて大袈裟だよ。

⾧江:みんなと同じだから誇っちゃいけないの?

みんなと同じなら、みんなで誇ればいいじゃん!

「みんながやっているから、自分には価値がない」なんてことはないからね。

猪吉:でも、そんな風に考えている奴いないし…

⾧江:そうだね。
みんな、生きてることを当たり前と思っているんだ。
でも、この世の中に「本当の意味で当たり前」なんて1つもないんだ。
日常生活で何気なくしていることに感謝して、喜ぶことができれば、心が明るくな
るよね。
そうしたら、自然と幸せな気分になれると思わないか?
猪吉:…確かに、そうだな
⾧江:だから、いのきちくん、明日から、
朝起きたら、「おおお、生きてるやったー」
おもいっきり感情を込めてやってね。大丈夫、すぐ慣れるよ。
顔を洗うことができたら、「顔をあらったぞー、やったー」
猪吉:でも、それは無理があるだろ
⾧江:なんで?
猪吉:顔を洗うなんて、幼稚園児でもできるだろ?
そんなに喜べないよ。
⾧江:そうかな。
顔が洗えることは水が水道の蛇口から出てくるからだよね。
水がでることは当たり前なの?
蛇口をひねったら水がでることは凄いことだよ。
人間の叡智と努力の成果だよね。
⾧江:それは、素晴らしい奇跡だよね。
そのありがたい奇跡に感謝して、喜ぼうよ。
猪吉:まあ、そうだけど、その偉業は、水道を引いた人だろ。
オレじゃないよ。
⾧江:顔を洗えるのは、手があるから、顔があるからなんだ。
それだって、実は凄いことだよ。
猪吉:でも、それは誰でもできることだろ。凄いと思わないよな。
⾧江:それはいのきちくんの顕在意識(普段の意識のことね)がそう考えているんだ。
ところが、潜在意識はそうは考えていないのさ。
ここで、潜在意識の4つ目の特徴、「潜在意識は物事の大小の区別がつかない」
だから、潜在意識は顔を洗うことと、いのきちくんが好きなじゅりちゃんとつきあ
うことも、同じくらいの「成功体験」なんだ。
猪吉:ぐぬぬ、な、なぜ、じゅりちゃんのことを…っ!
⾧江:ふふふ、おとなの情報網をあまくみるなよ。
とにかく、潜在意識的にとっては、「できたこと=成功体験」だよ。
こんな小さいことでも、「できた」って喜んでいれば数か月後にはセルフイメージは
爆上がりして、自信がついてくるよ。
猪吉:なんでもいいから、「できた」ことを喜べはいいわけだな。
⾧江:うん、ポイントは感情を込めて大袈裟にね。
潜在意識は感情に反応するからね。
猪吉:でも、忘れそうだな。
⾧江:最初はシンプルに始めよう。
朝起きて「生きている、やったー」って、喜ぶ。
寝る前は、「無事に一日終えられた、やったー」って、喜ぶ。
猪吉:それならできるかも
⾧江:でしょ、だんだんと回数を増やしていけばいいだけだから、そんなに難しいことは
ないよ。
猪吉:うん、やってみる
⾧江:効果バツグンのやり方だから、続ければ自信のセルフイメージができること間違い
なしだよ。
猪吉:とりあえず、21日間やってみるよ
なあ、おっさん!ありがとな。
⾧江:なんだよ、急に…
猪吉:おっさん、なかなかやるじゃん。
⾧江:へへへ、今わかったの?
とくかく、ここまでのことを試してみてね。
猪吉: 「迷わずやれよ!やればわかるさ」だね。
⾧江:お、たまにはうまいこと言うじゃん!